Uncovering Woolrich’s 190-Year Legacy with Daiki Suzuki
- 鈴木大器氏と紐解くウールリッチの 190 年の歴史


200年前、ハイファッションやアウトドアを目的とした衣服の背後にある考え方は、これ以上反対のものではありませんでした。アウトドアギアは性能、機能性、耐久性を求めてデザインされ、ハイファッションは芸術、美、意味を求めてデザインされました。

今でもそうですが、ここ数十年の間に両者は着実にお互いの領域に浸透してきました。吹雪にも耐えられるテクニカルジャケットやハイキングシューズのようなブーツがランウェイに登場したり、世界中のコンセプトストアでアウトドアとハイファッションのブランドが並んでいるのを見かけるようになりました。

約200年前、木こり、トラッパー、開拓者のための店として設立されたウールリッチは、この進化を生き抜き、影響を与えてきました。ウールリッチの過去と現代文化の中での位置づけをより深く掘り下げるために、ファッションとアウトドアの過去と未来について、鈴木大器氏に話を聞きました。ウールリッチの元共同クリエイティブ・ディレクターで、ウールリッチ・ウールンミルズのコレクションを開発した鈴木大器氏。アメリカのアイコンやアウトドアウェアを再構築したデザイナーであり、そのエキスパートでもある氏は、1970年代に初めて日本にウールリッチを輸入した人物であり、アウターウェアとファッションのクロスオーバーを実現させたかのように見えました。2000年、ウールリッチは氏の可能性に目をつけ、生地のバイヤーとして鈴木大器氏を採用しました。彼はすぐにブランドのクリエイティブ・ディレクターに昇進し、ファッションとアウターウェアの両方のステージで注目されるブランドとして、ブランドのヘリテージとアメリカーナ的な雰囲気を2000年代にしっかりと浸透させていきました。それ以来、すべてのデザイナーや関係者に愛されるブランド、Engineered Garmentsを立ち上げました。彼のアメリカンスタイルへの愛は幼い頃から始まっており、今でも彼の発言は非常に権威あるものとなっています。

鈴木大器氏は「世代を超えて受け継がれてきた豊かな歴史と伝統を持つアメリカのアイコンであるウ ールリッチ。商品は変わっても、本物のアメリカーナを生産するブランドとしての評価を維持してい ます」と。

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