サスティナブルなコレクションGRIFFIN x WOOLRICH


2019年秋冬、英国の大西洋岸を拠点とするカーボンニュートラルデザインスタジオのジェフ・グリフィンがデザインしたウールリッチのサスティナブル(持続可能)なコレクションは、3シーズン目を迎えます。

両ブランドが互いに持つ、機能的なアウトドアウェアへの熱意の融合を実現するために、鮮烈なデザインと明るい色調が採用されました。グリフィンは、形(シルエット)や機能性、ファッション、あらゆる技術および持続可能性への情熱、その全てのバランスが取れたアイテムを、細心の注意を払ってデザインします。そこに1830年の創業以来、アウターウェアの老舗としてウールリッチが培ってきた専門技術を組み合わせることで、伝統をしっかりと踏襲しながらも、まぎれもなく未来を見据えた今回のコレクションができあがりました。

■リサイクルファブリック
海洋プラスチック汚染の問題に熱心に取り組むシーコール社との提携により、スペインの海岸から集められたプラスチックをリサイクルして製造した織物を使用しています。これにより、1,500名の漁師によって取り除かれた海のごみが、100%リサイクルのポリエステルに変身しました。トレーサビリティについても慎重に検討しており、まだまだ先は長いものの、この種の革新は、海洋の持続可能性に関する開発に貢献し、産業と消費者のどちらの心をも湧き立たせると信じています。

■循環型環境
このコレクションの核となるのは、工場の過剰生産や不良在庫にもう一度命を吹き込むSecond Life(セカンドライフ)というコンセプトです。生地産業で廃棄される生地を使用し、人々の関心を引き機能的で身に着けられる衣類に作り変えることで廃棄物をなくすこと。そして高品質の織物を使用することで衣類を長く活用、且つ再利用できるかたちにし、ごみ処理場に辿りつくリスクを問題にならないほど低減させること。今回のコレクションは、本国アメリカで生産されたバッファローチェック生地等のデッドストック生地を使用しています。

■ゼロウォーター
昨今、たった1kgの織物の染色プロセスにはおよそ200リットルの水が使用されており、結果としてこの染色処理水は、世界中の排水のほぼ20%を占めるといわれています。これに向き合うため、グリフィンはイタリア北部のスポーツウェア織物製造社であるマヨッキ社と提携し、水を使わない革新的な製造プロセスを実現しました。


―100%リサイクルポリエステルについて―
"年間800万トンのゴミが海に流れでています。今回、わたしたちは海底から<収穫した>プラスチックから生地を作りだし再利用しました"



英ロイヤルカレッジオブアート マリー・オマホニー教授が語る
―サスティナビリティの鍵とは―
"循環型環境には、素材の調達から、生産、物流すべてにおける透明性が非常に重要になります。そして消費者もその一端を担っていなければなりません。なぜ、その商品を購入するのかを考え、どのように使用し、ケアを施し、1シーズンだけではなく人生の一部として長く所有していくことで初めて循環型環境に価値が生まれます"

 

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