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Life in Winter : WOOLRICH Outdoor Label Pt.1
新しいウールリッチの冬アウターと、4人の日常。- 原田 学 -

Nov 22, 2023

MOUNTAIN DOWN SHIRT with Manabu Harada
このシャツダウンを軸にいろんなスタイリングを楽しめる。

— 原田さんは最近どんな古着が気になっていますか?

原田:古いものが少なくなってきたので、新しいものを見つけて楽しんでいますね。昔だったら50〜70年代くらいのものが主流だったけど、最近は90年代以降のものが中心になっています。

— その中でも原田さんの好みってあるんですか?

原田:ヴィンテージで価値のあるものよりも、おもしろかったり、かわいい服が好きですね。あとは手軽に買えるものとか。

みんながいいと思うものはすでに価値がついてしまっているから、見たことないものとか、着てみたいなって思うものを探してます。

— ニットもすごくかわいいですね。

原田:紫色が大好きなんで(笑)。もうこれは即決でしたね。おそらく60年代くらいの手編みのニットだと思うんですけど、タグに「私が編みました」みたいなことが書いてあって、たぶんどこかの誰かが趣味でつくったものだと思います。

— ダウンシャツのオリーブとニットの紫のコントラストがすごくいいですね。

原田:この色の組み合わせが好きで、しょっちゅうしているんです。90年代とか、こういうカラーマッチングが多かったんです。

— 〈ウールリッチ〉に対してはどんな印象を抱いていますか?

いろんなブランドのOEM生産を手がけてきた歴史があって。古着屋で見ていても、いろんな種類の服があるんです。

だから埋もれた名品みたいなものがたくさんある印象です。その中で変わったものもあって、珍しいなって思うものは買っています。

— 例えば、どんなものがあるんですか?

原田:リバーシブルのダウンベストで、表は黄色なんですけど、裏返すと白紺のギンガムチェックになっていたり。

そういうのってアウトドアではすごく珍しくて、もしかしたらスキーウェアとしてつくられたものかもしれないですね。

— 「ウールリッチ アウトドアレーベル」の服はいかがですか?

原田:もとにしているのは70年代とか、それくらいのウェアだと思うんですが、生地や細かなデザインにいまの感覚に落とし込まれていて。

それが当時のものにはないムードを醸し出していますよね。

— 今回はウエスタンヨークが特徴的なダウンシャツを着てもらいました。

原田:ヨークで切り替えられている服は大好きなんです。シャツ感覚で着られるのも、レイヤードがしやすくて一番使えるんですよ。

例えば、中にタイトなレザージャケットを着て、アウターとアウターの組み合わせにしてみてもおもしろそう。このシャツダウンを軸にいろんなスタイリングを楽しめる、そんなアイテムだと思いますね。

profile

原田学 / スタイリスト

1972年、京都生まれ。雑誌や広告、テリー伊藤氏などのスタイリングを中心に手がける。大の古着好きとして知られ、自身が偏愛する好きなものだけを詰め込んだ『THE SUKIMONO BOOK』は、すでに10冊以上も刊行している。
Instagram:@manabu_harada_sukimonobook

Edit_Tsuji, Ryo Muramatsu

Photo_Shinji Serizawa

use item

  • MOUNTAIN DOWN SHIRT

    ¥63,800 (tax in)

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新しいウールリッチの冬アウターと、4人の日常。- 原田 学 -

Nov 22, 2023

MOUNTAIN DOWN SHIRT with Manabu Harada
このシャツダウンを軸にいろんなスタイリングを楽しめる。


— 原田さんは最近どんな古着が気になっていますか?

原田:古いものが少なくなってきたので、新しいものを見つけて楽しんでいますね。昔だったら50〜70年代くらいのものが主流だったけど、最近は90年代以降のものが中心になっています。

— その中でも原田さんの好みってあるんですか?

原田:ヴィンテージで価値のあるものよりも、おもしろかったり、かわいい服が好きですね。あとは手軽に買えるものとか。

みんながいいと思うものはすでに価値がついてしまっているから、見たことないものとか、着てみたいなって思うものを探してます。

— ニットもすごくかわいいですね。

原田:紫色が大好きなんで(笑)。もうこれは即決でしたね。おそらく60年代くらいの手編みのニットだと思うんですけど、タグに「私が編みました」みたいなことが書いてあって、たぶんどこかの誰かが趣味でつくったものだと思います。

— ダウンシャツのオリーブとニットの紫のコントラストがすごくいいですね。

原田:この色の組み合わせが好きで、しょっちゅうしているんです。90年代とか、こういうカラーマッチングが多かったんです。

— 〈ウールリッチ〉に対してはどんな印象を抱いていますか?

いろんなブランドのOEM生産を手がけてきた歴史があって。古着屋で見ていても、いろんな種類の服があるんです。

だから埋もれた名品みたいなものがたくさんある印象です。その中で変わったものもあって、珍しいなって思うものは買っています。

— 例えば、どんなものがあるんですか?

原田:リバーシブルのダウンベストで、表は黄色なんですけど、裏返すと白紺のギンガムチェックになっていたり。

そういうのってアウトドアではすごく珍しくて、もしかしたらスキーウェアとしてつくられたものかもしれないですね。

— 「ウールリッチ アウトドアレーベル」の服はいかがですか?

原田:もとにしているのは70年代とか、それくらいのウェアだと思うんですが、生地や細かなデザインにいまの感覚に落とし込まれていて。

それが当時のものにはないムードを醸し出していますよね。

— 今回はウエスタンヨークが特徴的なダウンシャツを着てもらいました。

原田:ヨークで切り替えられている服は大好きなんです。シャツ感覚で着られるのも、レイヤードがしやすくて一番使えるんですよ。

例えば、中にタイトなレザージャケットを着て、アウターとアウターの組み合わせにしてみてもおもしろそう。このシャツダウンを軸にいろんなスタイリングを楽しめる、そんなアイテムだと思いますね。


profile

原田学 / スタイリスト

1972年、京都生まれ。雑誌や広告、テリー伊藤氏などのスタイリングを中心に手がける。大の古着好きとして知られ、自身が偏愛する好きなものだけを詰め込んだ『THE SUKIMONO BOOK』は、すでに10冊以上も刊行している。
Instagram:@manabu_harada_sukimonobook

Edit_Tsuji, Ryo Muramatsu

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